日独フォーラムとは

 

日独フォーラムとは、ドイツ学術交流会(Deutscher Akademischer Austausch Dienst: DAAD)の日本人元奨学生が組織する団体「DAAD友の会」が主催するイベントで、現在の形式となった1992年からすでに20年以上の歴史を有します。

 

主な参加者は、DAADの奨学金を得てドイツでの留学生活を開始する日本人若手研究者や、すでにドイツでの留学生活を終え帰国しているDAAD元奨学生、そして日本の大学・研究所で研鑽を積んでいるドイツ人留学生です。

 

日独フォーラムは数泊の合宿形式で行われ、これらの参加者がゲスト講演について議論を交わしたり、各自の研究について意見交換を行ったり、これからの研究活動や留学生活について情報交換する(そして夢や希望を語り合う)貴重な場となっています。

 

 

開催意義

 

日独フォーラムを通じて、これからドイツへ留学する日本人奨学生は、ドイツ人参加者(つまりネイティブ・スピーカー)とドイツ語を用いて真剣な議論を交える機会に恵まれます。留学生活においては、当然ながら、ドイツ語を日常的に使用することになります。時には、ドイツ人を説得しなければならない場面にも遭遇するでしょう。フォーラムでは、ドイツ留学前にこうした状況を擬似的に経験することができます。

 

さらに、フォーラムでの議論や懇親会でのコミュニケーションによって、参加者は日独の人的ネットワークを築くことができます。何かと相談することのできるネイティブの友人を得ることは、異国の地で生活する際にはとても重要なものとなるでしょう。

 

研究の面で言えば、自分とは異なる研究分野の人との接点が生まれます。DAADはあらゆる学術分野に開かれた学術機関ですので、日独フォーラムにも、文系理系問わず様々な研究分野からの参加者が集まります。文系と理系の両者にまたがる事象の重要性が一層高まりつつある中で、ある意味では、全く異なる分野の人とコミュニケーションできる能力はもはや必須の能力とさえ言えるかもしれません。

 

加えて、2006年のフォーラムからは、フォーラムで自身の研究を発表し、その後に『日独研究論集』に投稿する機会も提供されています。

 

 

フォーラム企画委員

 

日独フォーラムは、DAAD友の会会員が有志で務めています。現在の企画委員は以下の4名です。

 

小沼 明生 (首都大学東京講師)

山本 潤  (首都大学東京准教授)

堀田 晶子 (帝京大学助教)

吉中 俊貴 (駒澤大学講師)

 

 

DAAD友の会

 

DAAD元奨学生が1985年に設立した「DAAD友の会」は、日独間の学術と文化の交流および会員相互の交流を図ることを目的としています。現在、全国各地に1,100名余の会員がいます。

 

友の会の事業としては、日独フォーラムの開催の他に、年1回の総会、元奨学生音楽家による音楽会の開催、機関紙「Echo」と会報「友の会便り」の刊行などが行われています。また、1988年には、日本の大学に学ぶドイツ人学生を援助するために「ドイツ人留学生援助基金」を設立し、その運営にあたっています。

 

こうした事業は、その多くがDAAD東京事務所との緊密な協力関係のもとで行われており、その成果はボン本部にも報告され評価されています。DAAD友の会事務局は東京事務所に置かれています。

 

会長:樋口 隆一 (明治学院大学文学部教授) 

名誉会長:石川 明(愛知学院大学大学院教授、慶應義塾大学名誉教授) 

副会長:大庭 治夫(国際学術技術研究所) 

副会長:織田 正雄((有)日独フォーラム) 

副会長:蓬田 清重(東邦音楽大学名誉教授)